世界的に感染が拡大し、いまだに収束の兆しがみえない新型コロナウイルス。
ゴールデンウイークなどの行楽シーズンに向けて、旅行の計画を立てていた人は「この状況で旅行に行っても大丈なのかな?」「もう予約してしまったけどキャンセルすべきなのか?」
あるいは、「国内なら大丈かな?」「海外はさすがにキビシイか、、」など悩まし問題に直面しています。
首都圏では4月7日に、緊急事態宣言が発令されました。それもふまえて、いま旅行に行くかどうかの決断をするのは、なかなか難しいタイミングだと思います。
そこで、今回の記事では世間の声も交えつつ、海外在住者という立場からこのタイミングで旅行に出かける是非を、私の意見として発信していきたいと思います。
それではいってみましょう。
コロナで旅行は控えるべきか
まず旅行を控えるかどうかをお話する前に、現在のコロナウイルスが蔓延している状況の中での基本原則について考えてみたいと思います。
現在、この状況下で私たちが最も注意しなくてはいけない事は、
コロナに感染しないこと
コロナに感染して拡散しないこと
これに尽きます!
この基本原則を、以下もう少し深く見ていきましょう。
【コロナ】に感染しない・させないための原則
コロナに感染しない・させない、拡散しないための原則は以下の通り
- 人が密集する場所には行かない
- 緊急事態宣言が出ている地域は自粛を
① 不特定多数の人が密集する場所に行けば、当然コロナに感染する確率は高くなります。それは明らかな事実で、それを避けるために全世界で *social distancing /social distance(社会的距離戦略)が実施されている状況です。
社会距離拡大戦略(英語: social distancing) は感染症の拡散を停止または減速させることを目的とした、医薬品を使わない感染抑制のための手段である。社会距離を置く目的は、感染症のある人と感染していない人との接触の可能性を減らし、病気の伝染、罹患率、そして最終的には死亡率を最小限にすることである
出典: ウイキペディア
② 緊急事態宣言は7都府県が対象で、具体的には
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡
宣言の効力は5月6日までなので、上記7都道府県においては最低でもこの期間は人との接触を極力抑えるようにしましょう。
*安倍総理も談話で、「人と人との接触を7〜8割減らすことが出来れば、2週間後には感染者数を減少させていくことが可能」という専門家の見解を紹介。国民に、5月6日までは外出の自粛を要請しています
上記2つの原則を理解した上でこの状況下、旅行にいくべきか否かを考えてみましょう。
海外旅行はキャンセルで国内旅行はOK?
はい、それではコロナに感染しない・させない、ための原則を元に旅行に行くべきかどうかを考えていってみましょう。
コロナに感染しない・させない、拡散しないための原則をおさらいすると、
- 人が密集する場所には行かない
- 緊急事態宣言が出ている地域は自粛を
人が密集する場所に行かない
人が密集する場所に行かないを前提にすると以下の行為はNGとなります。
① 飛行機を利用した旅行(国内・国際とわず空港の利用)
② 公共の交通機関を利用する旅行(飛行機、電車、バス、新幹線など)
③ 観光客が多い観光地
① 空港はもとより、飛行機の中も不特定多数の人との接触の可能性が高いのでNGです。ということで国内・海外を問わず、飛行機で行く旅行はあきらめた方が良いです。
② 同じ理由で、公共の交通機関の利用も避けましょう。
③ ピーク時より大分すくなくなったとは言え、観光地によってはまだ外国人の観光客が訪れる場所があります。外国人には気をつけろ!という訳ではなく、単純に多くの人が集まる場所はそれだけ感染の可能性も高まるので、行かない方が良いでしょう。
緊急事態宣言が出ているエリアは行かない
前述しましたが、緊急事態宣言は7都府県が対象で、具体的には
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡
効力は今のところ5月6日までです。
上記7都道府県の中には、魅了的な観光地や行楽シーズンに行ってみたい場所もたくさんあるでしょうが、残念!自粛しましょう。
*緊急事態宣言に伴い、対象となる各地の観光名所やテーマパーク、商業施設の多くは休館となり、イベントは中止や延期となります。
すでに予約をしてしまった人⎟キャンセル確認!?
すでに旅行の計画を立て、航空券や各種チケット、宿泊施設などを予約してしまった人にとって気になるのがキャンセルですよね。
全世界でコロナウイルスに対する厳戒態勢の状況下、多くの旅行関連の会社や航空会社が、ほとんどの国やエリアへの航空券や各種の旅行関連商品を対象にキャンセルに応じてくれています。
キャンセル料の免除に応じてくれるケースも多く、私の場合も滞在するジョージアで *Airbnb(エアービーアンドビー)のキャンセル料は全て無料でした。(3月中旬の情報なので、キャンセルの状況に関してはAirbnbのHPよりご確認ください)
*Airbnb(エアービーアンドビー)=宿泊現地の人から部屋を借りる民泊仲介システム
キャンセルの対象となる期間などの詳細については、各社の公式サイトなどで確認してください。
旅行に行っても良い条件
さて、これまで旅行がNGな条件を見て来ました。
まず、以下をおさらいです。
人が密集する場所に行かないを前提にするとNGは以下の通り
① 飛行機を利用した旅行(国内・国際と問わず空港の利用はNG)
② 公共の交通機関を利用する旅行(飛行機、電車、バス、新幹線など)
③ 観光客が多い観光地
緊急事態宣言の対象となるエリアは
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡
そうなると、今の状況で旅行に行けそうな条件は、
上記の対象となる都道府県以外で、そこまで観光客が多くない場所に、自家用車やレンタカーで行くということになります。
NGな条件に当てはならなければ旅行はOK?
それではNGな条件に当てはまらなければ旅行に行ってもOKということでしょうか?
これに関して私の意見は以下の通りです。
別に問題ないと思うけど各人の状況や考え方によるし、大前提は自己責任!
各人の状況、考え方による
各人の状況による
もし、免疫力の弱い小さいお子さんや高齢者がいる家族の場合、たとえ上記のNG条件を避けた旅行であっても自粛が望ましいと思います。
特にホテルや旅館といった宿泊施設に泊まる場合は注意が必要でしょう。
もちろん、宿泊施設の運営に携わる人たちは最善を尽くしてお迎えしてくれると思いますが、やはり不特定多数の人との接触が直接、間接的にある可能性があります。
各人の考え方による
都心で満員電車に乗るよりも、郊外に旅行に行った方が安全という意見もあります。
出勤の満員電車。
こんなんを平日毎日やってるんやからそりゃ感染拡大しますよね。
土日に自粛してても平日これじゃなんの意味もない😩
仕事もコロナ落ち着いたら頑張って働いて国に返すから、今休めるように国が補償してよ😔
これまでなんのために高い税金払ってきたんだ… pic.twitter.com/f1wGWOfsIj— エリック (@RIZIN7427) April 5, 2020
コロナの感染経路、イベントのせい!旅行!クラスター!とか言いやがるんだけど平日で安心の満員電車キメてるのに何言ってんのって感じ
— nyan (@sepczw38n) April 6, 2020
個人的にはこの考えには賛成です。
どう考えても非常事態宣言が出ている都市部の満員電車に乗るなんて自殺行為でしょ!
私が住むアメリカや、滞在中のジョージアなどでは完全に都市封鎖の状態でけっこうキビシイ管理下に置かれています。そこまで人口が密集していないこれらのエリアでもロックダウンになっている状況です。
人があれだけ密集する満員電車なんて、恐ろしい以外の何者でもない!というのが、ロックダウンの状況下の海外に住む私の感想です。
ただ、だからと言ってこの状況下で地方に旅行に行くこと関しては賛否両論あるでしょう。
なので、あとはその人の考え方次第!
ちなみにわたしが思う、いま満員電車で通勤するよりも地方に旅に行くメリットは、
✅ 経済効果がある
✅ 引きこもりで疲れた精神の浄化作用
✅ 都心で下手に密集地に行くよりは安全
以上をふまえて、各人でご判断ください!
コロナで旅行は控えるべき!?⎟【まとめ】
以上、コロナで旅行は控えるべき!?⎟海外はキャンセルで国内ならOK?でした。
以下、記事のおさらいを軽くしてみると、
現在、この状況下で私たちが最も注意しなくてはいけない事は、
コロナに感染しないこと
コロナに感染して拡散しないこと
コロナに感染しない・させない、拡散しないための原則
- 人が密集する場所には行かない
- 緊急事態宣言が出ている地域は自粛を
それをふまえて、今の状況で旅行に行けそうな条件は、
対象となる都道府県以外で、そこまで観光客が多くない場所に、自家用車やレンタカーで行く。
じゃあ、この条件に当てはまる旅行なら行っていいの?に対するわたしの意見は、
別に問題ないと思うけど各人の状況や考え方によるし、大前提は自己責任!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
コロナに負けず、みんなで協力して困難を乗り切って行きましょう!
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