4月7日出された、7都道府県を対象にした緊急事態宣言から1週間が経とうとしています。
その間、コロナによる感染を防止するため、IT関連の企業などを中心にテレワークが推進されて、在宅で勤務する人達も珍しくない状況になってきています。
そんな中、社会に不可欠な業種、すなわちスーパーやコンビニ、ドラックストアーなどのいわゆる小売業で働く人達とその現場が、コロナの様々な影響を受けて深刻な状況に陥っているようです。
今回の記事では、コロナ疲れが広がる日本の社会インフラのカナメ、小売業の実態を見ていきたいと思います。
コロナで小売業に深刻な影響
コロナウイルス拡大を防止するために出された緊急事態宣言。宣言後も社会に不可欠な業種としてスーパーやコンビニなどの小売業は引き続き営業を続けています。
他の多くの業種で在宅勤務が進み、家でコロナの脅威が過ぎ去るのを待つ人が多い中、小売店で働く人々は過酷で危険と隣り合わせな現場で仕事に従事されています。
いったい小売業の現場で何が起こっているのでしょうか?
以下、小売業の過酷な現場の実態をみていきたと思います。
- コロナ感染のリスク
- 深刻な人手不足
- 従業員の疲労の限界
まずは、小売店のコロナ感染リスクから見ていきましょう。
コロナ感染リスク⎟小売店(スーパー・コンビニ)
多くの人が来店する小売店で働く従業員の人々。
コロナ感染のリスクがある中で仕事をされているわけですが、実際の現場ではどのような問題があるのでしょうか
店や自治体からの補助がない
実際の現場では、感染による営業停止を防ぐための従業員用のマスクや消毒液まで十分にない状況。「店からはマスク3枚配られただけ」と嘆くスーパーの従業員の声も、、
「必要だから営業してくれ」というなら、それ相応の対応を国や自治体がするのが筋だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
ニューヨークの近所のよく行く大型スーパーでは、コロナ危機になってすぐに、透明の衝立がキャッシャーのスタッフと顧客との間に設置されるようになりました。また昨日、ニューヨーク州では、生活に必要なエッセンシャルワーカーに、無料のマスクや防護具を配布する旨、知事より発表がありました。
店内が混雑しないように、店舗の大きさに応じて顧客が入れる数を「〜名まで」とお店ごとに決められているので、店内は混雑していません。スーパーの前では長蛇の列ができています。客同士は、約2メートルの間隔を開けて並んでいます。
お客の理解がない
お客のコロナ防衛に対する理解のなさも、小売業で働く人達の感染リスクを高めています。
具体的には以下の通り、
✅ 家族づれでレジに並ぶ
✅ 紙幣をナメて数える
✅ マスクをしないでくしゃみや咳をする
上記の3つの事例、実際に小売の現場で働く人達からの「これは勘弁して!」という投稿なのですが、
ぶっちゃけありえないとしか言いようがないですね!
社会に不可欠な小売業で働いてくれている人達に、しっかりと感謝の気持ちをもって感染の拡大防止に協力するのが社会人としてのつとめだと強く思います。
スーパーもこれからは客を選んだ方がいい。マスクをしていない客はお断りとか、私語厳禁とか、家族連れお断りとか。厳しくしてくれた方が他の客も安心して買い物ができる。
緊急事態宣言が出されている地域でスーパーのレジをしています。今の状況で何の保証や手当もなく時給900円で命賭けてます…医療従事者の方々はもっと過酷な現場で働いて下さっていると思い何とか頑張っています。お客様ももっとマナーやモラルを持って行動して頂きたいです。
深刻な人手不足⎟小売店(スーパー・コンビニ)
人手不足も小売業の現場では深刻な問題になっています。
状況としてはこんな感じです。
学生がこのコロナの状況の中、親の反対によってバイトをやめる。
また、主婦も自宅待機の影響で辞めたり時間を減らしたり、、、
↓
人手不足を埋めようと募集をかけても人がなかなか集まらない。
↓
なぜなら、
① 子供が自宅待機の主婦は仕事に出れない。
② そもそもこの状況下では危険と隣あわあせの小売業に人が集まらない。
という、なかなか負のスパイラル状態、、、
顔馴染みのドラッグストアーの店員さんが「勝手に生活に必要な業種に指定されて、、、本当は巣籠もりしたいのに休まさせてもらえない」と嘆いていました。私も休めない業種なので愚痴を言いやすかったのでしょうが、普段は愚痴を言う人ではないので相当ストレスが溜まっていると思い心配になりました。
従業員・疲労の限界⎟小売店(スーパー・コンビニ)
人手不足の中、普段よりさらに需要が高まっている小売業では、従業員1人あたりの負担も増えているようです。
「1人が通常の1.5人分ぐらいの作業量をこなすような形で乗り切っている状況」
そもそも子供の休校などで出勤できない主婦のパートさんが人が多いの加えて、人気の即席めんや缶詰などの欠品に対応するための発注、こまめな品出し、そして消毒作業など、仕事量が増え続けています。
(フードマーケットつばさ 久保田浩二店長)
皆さん、店員さんには感謝の気持ちを持って接しましょう。
店員さんからのコメントで結構多かったのが、お客さんからの「欠品の商品に対するクレーム」です。
下のコメントにもありますが、お店側はコロナの危険と隣り合わせの中、今できる最善を尽くしてくれています。
その結果、在庫がなくなってしまってもそれは従業員さんのせいではありません!
従業員さんに対しては、思いやりと感謝の気持ちを持って接してください。
ディスカウントストアで働く者です。
常に人手不足なのに、学生アルバイトさんが卒業を機に辞めたばかりともあって、現場は本当に人手がいなくて困ってます。当店では、レジが最優先される為、商品補充が間に合わない→欠品が出る→お客様から在庫問い合わせがある→(倉庫に取りに行くなど)…余計に手が掛かる…と、悪循環の極みです。
また当店の場合、店舗の大きさから大量購入は想定されてない為、ケース買い等は倉庫まで足を運ばないといけない。正直その往復だけでも大変なんです。在庫切れとなると、途端に嫌な顔をされたり、文句を言い出したりするお客様もいて、こちらとしては疲れる一方です。
責任感と働きやすさで、今日まで頑張ってきてはいますが、頑張る程に馬鹿をみる気がしてなりません。
最後にこのコメントを呼んでください。まさにその通りだなと共感しかないです!
働く人をウイルスから守り、言葉のナイフから守ろう。
人の「疲れ」は、体の疲れだけではない。山登りも長距離走も、体はとても疲れるが、美味しくご飯を食べ風呂に入り、ぐっすり寝れば、元気は戻る。
仕事が忙しい時も、心地よい疲れ、深い達成感があれば、快食快便快眠で健康に働ける。
しかし、心の疲れは違う。疲れているのに食欲がなく夜もぐっすり眠れない。仕事が終わった後も爽やかさがなく、傷つけられた言葉、突き刺すような視線の記憶が、グルグルと頭の中を回り続ける。
これでは心身の健康が悪化し、免疫力が下がり、働く意欲を失って辞める人も増える。店員さんがいなくなれば、店は営業を続けられず、困るのは私達だ。
だが心ない言動をとる客も、余裕を失っているのだろう。店員を守るのは、経営者であり、私たちだ。少しでも余裕のある人が、笑顔と「ありがとう」の言葉を。一人の客の一言が、店員さんの心を癒すこともある。
コロナで小売業に深刻な影響⎟【まとめ】
以上、コロナで小売業に深刻な影響⎟従業員の感染リスクや人手不足!でした。
ここで軽く記事のおさらいをしてみたいと思います。
コロナの影響による、小売業の過酷な現場の実態は以下の通り。
- コロナ感染のリスク
- 深刻な人手不足
- 従業員の疲労の限界
結論
社会に不可欠な業種として危険と隣り合わせの中働いてくれている従業員さんに理解と協力を!
商品の欠品が出てもクレームをするな!
こういう時だからこそ、人と人とが思いやって協力できるのが日本の社会だよね!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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